鍼治療第2弾(経絡経穴と筋膜)

2020年04月21日

 

皆さんこんにちは。塚田はりきゅう接骨院です。

 

さて、今回は前回の鍼治療のお話第二弾として(経絡経穴と筋膜)につてお話していきます。まず経絡経穴とは人間に何百個もあるツボの流れです。経絡は流れ、線路といったところです。経穴はツボ、駅といったところです。

 

その中でも正経十二経脈といい特に重要な12個の流れを表しています。

 

正経十二経脈

 

【手の太陰肺経→手の陽明大腸経→足の陽明胃経→足の太陰脾経→手の少陰心経→手の太陽小腸経→足の太陽膀胱経→足の少陰腎経→手の厥陰心包経→手の少陽三焦経→足の少陽胆経→足の厥陰肝経】

 

と言った感じでつながりを持っていて内臓の機能などに関係しながら体のバランスを保っています。このどれか一つが不調になると体に色々な変化が出てくるのです。

 

その変化が外側に出てきた際には、筋肉などにも表れてしまうのです。そこで治療に登場するのが経穴(ツボ)です。

 

経絡施術

 

例えば、経絡が目頭から起こり頸から背中、腰~足の小指まで繋がる膀胱経の場合その途中の腰に不調があった時に、足や頸、背中を治療していくことで腰の痛みを和らげることができるのです。

 

その他にも人差し指から起こり鼻の横まで繋がる大腸経の場合は頸肩の痛みはもちろんの事でその他にも手首の痛みや、顔周りの不調までにも効果を発揮するのです。

 

ちなみに私のおすすめのツボは【合谷】です。効果としては頭痛、口内炎など様々な不調に効果ありです。

このように遠隔治療ができるだけでなくツボにはそれぞれに特有の効果がある上に経絡に関係するところの不調にまで有効性があるのです。

 

そしてさらに言えば経絡には表と裏の関係があるので先ほど挙げだた大腸経であれば肺経と表裏関係なので肺経にまで効果あり!

 

といった感じになるのです。ですがこれを言い出してしまうときりがないので、表裏は特に密接に関与しているのだと理解してもらえたらと思います。

 

 

経絡と筋膜

 

そして話は戻りますがこの経絡に非常に似ているのが筋膜と呼ばれるもので簡単に言うと鶏肉の皮のようなものです。

 

この筋膜は違う筋肉と筋肉をつないでいるのです。ですから、経絡治療のように違う部位の筋肉の筋膜を刺激することで緩めたい筋肉にアプローチできるのです。

 

こうなると痛みの部位だけでなく多くの関連する場所が出てきますね。

 

この話を聞いて興味がある方は是非体感していただきたいものです。きっと驚きの結果が出るのではないかと思います。

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