五十肩って何?
2017年12月26日
こんにちは、吉川です。
日に日に寒さも増してあっという間に年末になりましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
年末ということで自宅や職場の大掃除に追われてる方もいらっしゃると思います。
そんな掃除の際に肩が上がらなくて痛いという経験をしたことはありませんか?
当院にも肩が上がらなくなってきたから五十肩だとおっしゃる方もいらっしゃいます。
今回はその「五十肩」についてお話ししたいと思います。
・そもそも五十肩とは何か?
皆さんがよく言う四十肩、五十肩とは正式には肩関節周囲炎といいます。
40歳以降に頻発し肩の周囲の組織の衰えを基盤にして発症する原因のはっきりしない肩関節の痛みと運動制限をきたす疾患をいいます。
・原因は?
肩はインナーマッスルという棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋および靭帯、関節包により安定性を保 ち支えています。
この組織が年齢を重ねて繰り返し使ったために傷がつき炎症が起こることにより痛みとなります。
・症状の変化
この痛みは亜急性(繰り返しの負荷)の外力により起こるため原因がわかりづらく急に痛みが出ることが多いです。
変化としては
・炎症期―(2~12週間) 痛みが最も強く日常生活での衣類の着脱などが困難になる。
夜間痛のため起きてしまう。
→無理して動かさずに安静に。
・拘縮期―(3~12ヵ月) 自発痛は軽減するが肩が固まって動かせない(拘縮)状態。
→なるべく肩を動かすためにストレッチやトレーニングをして固まらないよう
に努める。
痛いから動かさないはだめです。
・解氷期―(12ヶ月~) 肩の固まり(拘縮)が次第になくなっていく時期で型の動きが改善する。
→拘縮期に動かさないと解氷期に移るのが遅くなり完治までに時間がかかりま
す。
この症状は治療期間がとても長く必要で週に3回通院したとしても平均8か月かかると整形学会で発表されています。
そのため早期発見早期治療がとても大切になります。
治療はどうする?
当院では少しでも早く痛みを和らげる為に干渉波、可動域を広げる為の特別手技やスイング療法。
また必要に応じたストレッチやトレーニングを取り入れています。
1,可動域拡大の手技治療。
肩への疾患のアプローチというだけでも筋肉を直接押してツボや神経の出口に刺激を入れるダイレクトストレッチのほかに調整や矯正など10種類以上もあるで症状に合わせたオーダーメイドの治療をすることができます。
2,千葉県唯一の運動療法機器。
千葉県では当院と分院の西船はりきゅう接骨院のみで取り入れている運動療法機器の
スイング療法
があります。
これは全身のバランス調整を行い、関節可動域を広げます。
また 神経伝達を促進させて血流もアップさせることで患部の治療効果を高めます。
3,トレーニング指導
時期を見極めてコッドマン体操やチューブトレーニングの指導を行います。
拘縮して固まると痛みがとれても肩が上がらなくなるためその予防と筋力アップにつながります。
もしもこの症状でお困りの方やお悩みの方がいらっしゃいましたら当院へご相談ください。
今年の痛みは今年のうちにしっかりとケアをして気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう!