その疲れ多雨疲労かもしれません

2026年09月7日

多雨疲労(たうひろう)とは、梅雨時や秋雨前線、台風シーズンなど、雨が長く続く時期に生じる心身の不調や慢性的な疲労感のことです。

医学的な正式病名ではありませんが、気圧や湿度の変化が自律神経を乱す「気象病」や「天気頭痛」の一種として広く知られています。

主な症状

身体面だけでなく、精神面にもさまざまな症状があらわれます。

・身体的症状: だるさ・倦怠感、頭痛、関節痛・腰痛の悪化、むくみ、肩こり、めまい、胃腸の不調(食欲不振・腹痛)

・精神的症状: 抑うつ感、やる気の低下、集中力欠如、日中の強い眠気、イライラ

発症の主な原因

  1. 気圧の変化(低気圧の継続)

・低気圧が続くと、内耳(耳の奥にあるセンサー)が気圧低下を感知し、交感神経が過剰に優位になります。これにより自律神経のバランスが崩れ、痛みや倦怠感を引き起こします。

  1. 高湿度による「湿邪(しつじゃ)」

・東洋医学では、過剰な湿気が体内に溜まることを「湿(しつ)」と呼びます。湿気が多いと汗がかきにくくなり、水分代謝が滞って「むくみ」や「体の重だるさ」につながります。

  1. 日照不足によるセロトニン減少

・雨の日が続くと日光を浴びる機会が減り、幸せホルモンと呼ばれる神経伝達物質「セロトニン」の分泌が低下します。その結果、気分が落ち込みやすくなり、睡眠の質(メラトニンの分泌)も低下します。

予防・改善のためのセルフケア

自律神経を整え、体内の水分代謝を高めることが効果的です。

・生活リズムの維持: 朝起きたら部屋の照明をつけ、体内時計をリセットする。

・耳のストレッチ: 両耳を軽く引っ張ったり、回したりして内耳の血行を良くする。

・適度な運動・入浴: ぬるめのお湯に浸かる、ストレッチをするなどして軽く汗をかき、水分代謝を促す。

・カリウムの摂取: バナナや昆布、野菜など、カリウムを含む食材を摂って余分な水分排出を助ける。

・除湿の徹底: エアコンや除湿機を活用し、室内の湿度を5060%程度に保つ。

ページの一番上に戻る